【予選レース】
Access HIROSHIMA+GR SUPRA GT4でスーパー耐久シリーズのST-Zクラスに参戦する、HIROSHIMA TOYOPET RACINGは、シリーズ第3戦を宮城県・スポーツランドSUGOで迎え、7月9日(土)に行われた予選で4番手を獲得した。
【Super Taikyu ST-Z】
#111 Access HIROSHIMA+
GR Supra GT4
第2戦の「富士24時間レース」は、Access HIROSHIMA+GR SUPRA GT4での出場をスキップしたHIROSHIMA TOYOPET RACINGながら、再び戦列に復帰。松田利之、古谷悠河、檜井保孝、中村賢明の4人で、スポーツランドSUGOを舞台とする第3戦に臨んだ。
今回は水曜日から走行を開始したこともあって、セッティングやドライバーのコース習熟に多くの時間を割くことができ、走るたびフィーリングだけでなく、タイムも向上。時折降る雨に悩まされはした一方で、ドライ、ウェットともに走行することが可能となり、ドライコンディションが保たれた金曜日、最後の専有走行では一1分29秒338をマークして2番手と、上々の状態で予選を迎えることとなった。
しかし、土曜日は朝から生憎の雨模様。午前のウォームアップこそ終始濡れた路面での走行となったが、終わった後にやんでくれたばかりか、開始直後は完全なドライコンディションに。ところが高い降水確率は、裏切ってくれなかった。予選が始まって間もなく空模様はぐずつきだして、いつ降り出してもおかしくない状態になっていたのだ。
これを察知して、Aドライバー予選に臨んだ松田は、早めにアタックを開始。計測2周目に1分31秒639を記録して5番手につけた直後に、雨が降ってきたから、まさに絶妙のタイミングとなった。
この雨がなんとも気まぐれで、またすぐにやんでBドライバー予選の頃には、ほぼドライコンディションに転じていた。やはり古谷も計測2周目からアタックをかけて、1分28秒309を記した後に、さらに1分28秒069にまで短縮して3番手を獲得。この後に、また雨は強く降り出してきたから、HIROSHIMA TOYOPET RACINGは天に味方されていたのかもしれない。
またふたりの合算タイムでは4番手となり、クラス2列目から決勝レースに臨むことが決定した。
7月10日(日)に行われる決勝レースは、14時からのスタートが予定され、今回は2グループに分けられた3時間レースとして競われる。さらに順位を上げてくれることを期待したい。
Comment選手のコメント
また雨が降るという予報だったので、早めに行きましたが、本当にギリギリ間に合ったという感じで。帰ってきたら、1コーナーはもう無理な感じでした。自分の走りとしてはまぁまぁでしたが、もっと行きたかったですね。いちばんこっち側(最終コーナー寄り)のピットだったので、もっと早く出られたらまた違った展開になっていたかもしれませんが、それはしょうがないですね。
ギリギリのところで、ドライタイヤで行けました。終わって戻ってきたら、降ってきたという感じでしたので。ただ、アタック1周目の方がタイヤ的には美味しかったと思うんですが、思ったよりも路面などの状況が良くて、1周目に合わせきれなかったんです。2周目にはしっかり合わせられましたが、若干タイヤが落ちちゃったので、もったいなかったかな……と思うんです、トップのタイムは見えるところでしたので。でも、車は悪くないところにあるので、決勝は楽しみです。