【決勝レース】
日曜日はまさに台風一過となり、上空に青空が広がる、素晴らしいコンディションへと一転。今回のスタート担当は平川。グループ1最後尾スタートの原因となった、予選のトラブルはもう解消していたことを、土曜日のDドライバー予選、そして2番手につけた午前のフリー走行で自ら確認していたこともあり、遅れを取り戻そうと、平川はいきなり激走を見せた。
あれよあれよという間に平川は順位を上げていき、すぐにポイント圏内に。23周目には5番手に上がったばかりか、ライバルよりも最初のドライバー交代を遅らせる、燃費走行にも成功して35周目には望外のトップにも立つこととなった。
そしてスタートから1時間32分経過した、39周目に古谷とバトンタッチ。この間に、いったん順位を落とす格好となったものの、再び順位を戻してくれることが期待された。だが、42周目に左リヤの足回りにトラブルが発生、やむなく古谷はピットに戻ってくる。アップライト上部のボルトがポッキリと折れていたのだ。
その後、長い修復を強いられ、トップからは20周以上の遅れを取ってしまうが、なんとかレースには復帰。総合順位こそ上げるも、同じクラスとは争えない状況ながら、74周目からは松田、99周目からは檜井にバトンはつながれ、規定周回を満たす108周を走り抜いて、Access HIROSHIMA+GR Supra GT4は11位で完走を果たすこととなった。
残すレースは最終戦として、11月13〜14日に岡山国際サーキットで開催される。チームのホームコースであるだけに、有終の美を飾ってシーズンを終えることを期待したい。
Comment選手のコメント
ありすぎましたね、いろんなことが今回は。鈴鹿は走り慣れたコースだけに、気持ち良くレースしたかったんですけどね。まだ一戦、岡山のレースが残っています。地元なんで、頑張ります。
トラブルが起こる前は数周しか走っていませんが、僕のペースも良かったので、ちゃんと走れていれば、いい結果が期待できたのかな、ってポジティブな印象でもありました。平川選手が激走を見せてくれたから、僕も続かなきゃって思ったし、続けそうな感じのペースだったので、かなりもったいなかったですね。次は地元の岡山で、それまで2か月ほどありますから、テストもできると思うので、そこでセットを煮詰めておきたいと思います。
今回はいろんなことが、いっぺんに来たような感じ。出だしは素晴らしかったけど、その後のつながりが、どんどん悪い方に行ってしまった気がします。その時にデフのクーラーも壊れていたようで、せっかく走れたのに最後に僕がロックさせてスピンもしてしまいました。なんか、いい感じだったんですけどね。スープラの弱いところも見えたので、しっかり対策をすることで、強いチームになっていければと思っています。
予選でのトラブルにより、決勝は最後尾からのスタートとなりました。 今回はスタートドライバーを担当しましたが、順位を上げていく段階で他クラスとの接触があり、少し影響を受けてしまいました。 自分のスティントが終わり、古谷選手に代わってすぐの所で序盤の接触で傷んでいた箇所が壊れてしまい緊急ピットを余儀なくされました。 次は最終戦となりますので、良い形でシーズン終われるようにしていきます。