スーパー耐久シリーズの第2戦が、スポーツランドSUGOを舞台として4月18日に決勝レースが行われ、HIROSHIMA TOYOPET RACINGから出場した、Access HIROSHOMA+GR SUPRAをドライブする松田利之/古谷悠河/檜井保孝/平川亮組は、予選11番手からスタートを切り、バトルを繰り返して入賞圏内に突入するも、終盤にマシントラブルを抱え、ST-Zクラス12位で完走を果たすに留まった。
決勝レースは予選とは対照的に、素晴らしい天気の下で行われた。今回もスタートを担当したのは古谷だった。まずはポジションキープからのレースを開始し、3周目には前を行く車両のペナルティによって10番手に、そして4周目には1台をかわして9番手に浮上する。
その後は3台で8番手を古谷は争いながら周回を重ね、1時間を経過して間もなく、43周目に松田に交代する。10番手を走行し、単独で安定したペースで周回を重ねていたものの、実は足回りにトラブルが発生。どんどん症状は悪化し、2時間を経過したところで76周目に平川と交代するが、もはや真っ直ぐすらまともに走れない状態になっており、80周目にピットに戻って修復を行うことになった。
その後、レースはアクシデントの発生で赤旗が出されて、中断中に復帰が果たせるようになったのは不幸中の幸い。トップから14周遅れの12位という結果ではあったが、無事完走を果たすことになった。
次回のレースはシリーズの大一番、富士24時間レースとして5月21〜23日に開催される。高得点も可能なレースで巻き返しが期待される。
Comment選手のコメント
僕が乗った時からおかしくなっていました。でも最初はそんなにひどくなかったので走れていたのですが、最後の方は辛かったですね。今回もすっきり走れませんでした。次の富士で、今度こそ頑張ります。
スタートを担当して最初は1台か2台抜けたのですが、そこからのペースが良くなかったです。だんだん苦しくなっていって、僕のスティントの最後の方で今回の緊急ピットストップとなったトラブルが少し出始めました。ピックアップなのかなと思って、そういうふうにしか伝えていなかったのですが、もうちょっとちゃんと症状は伝えた方が良かったな、と思っています。反省点です。
今回も見ているだけだったのですが、古谷くんが走っているのを見て『あれ、ブレーキがきつくなったのかな』と思ったのですが、実はブレーキじゃなくて違うトラブルを抱えていたという事が後で分かりました。今後の反省材料にするしかないですね。あれですべてが終わってしまいました。松田さんはあまり認識していなかったのか、ペースが悪くなかったのが、今後につなげられるかなと思います。乗り慣れるというのが少しずつ出ているので、そこは良い部分でした。次回は僕も乗ります、頑張りますよ。
リヤのロアアームの付け根が緩んだようで、その影響でリヤのトーやキャンバーが走っていくたびにどんどんずれていって、僕の時は全然まっすぐ走っていないし曲がり方も左右で違っていました。次の富士24時間は、一番ポイントの大きいレースなので、そこで大量に獲れれば、まだまだ巻き返しは可能です。クルマそのものはだいぶ良くなっているので、富士に向けてはいいのかな、と思います。