【予選レース】
Access HIROSHIMA+GR SUPRA GT4でスーパー耐久シリーズのST-Zクラスに参戦する、HIROSHIMA TOYOPET RACINGは、シリーズ第5戦を栃木県・モビリティリゾートもてぎで迎え、9月3日(土)に行われた予選において、ST-Zクラスの3番手を獲得した。
【Super Taikyu ST-Z】
#111Access HIROSHIMA+GR Supra GT4

スポーツランドSUGO、オートポリスと2戦連続で3位となり、松田利之、古谷悠河、檜井保孝、中村賢明の4人を擁するHIROSHIMA TOYOPET RACINGは、今まさに波に乗っているという印象である。大量得点が可能な第2戦・富士24時間をスキップしたため、チャンピオン獲得は厳しいだろうが、ランキングはさらに上げたいところ。現在は6位となっている。
今回も練習は木曜日から開始し、ドライバーのコース習熟、セットアップが進められていく。金曜日は午前のセッションはウェットで、午後からのセッションも途中まで路面は濡れていた。それでも中盤には乾いて、ドライタイヤが履けるまでとなっていた。
土曜日になって天候は回復。午前のウォームアップ走行では、予選のターゲットタイムとなる、2分2秒918を古谷がマークして4番手につけ、最終確認も完了。

そして迎えた予選。Aドライバー予選において、松田は計測2周からのアタックで2分3秒895を出した後、次の周には2分3秒607にまで短縮。4番手につけることとなった。
続いて行われたBドライバー予選でも、古谷は計測2周からアタックを開始し、練習タイムを上回る2分1秒609を記した後に、2分1秒306をマーク。20kgに達したウエイトハンデも影響し、5番手に甘んじたものの、合算タイムにおいては3番手を獲得。
昨年は開幕戦として開催され、いきなり表彰台に上がったコースだけに、相性の良さは健在だったようだ。決勝レースは9月4日(日)の11時からのスタートが予定されている。ここからさらに順位を上げることを期待したい。

Comment選手のコメント
もっと行けたはずなんだけど、90度コーナーでTCRが前にいて、抜けなかったんですよ。なので、もうひとつ上に行けたと思うんです。去年のもてぎは僕、レース走れていないんですよ、セーフティカーでずっと走っていたので(笑)。まぁ、チームとの相性がいいのは間違いないので、今回も良いレースをしたいと思います。
昨日まで調子良くなくて、ちょっと厳しいなって感じだったんですが、昨日いろいろ車を見直してもらって、そこから今日に向けて変えてきたことが良くなってきて、かなりトップとの差が縮まってきました。だいぶ良くなっている印象ですが、同じスープラの中でトップになれなかったのは悔しいですね。でも、だいぶ差が縮まってきているのは確かなので、この方向でセットも進めていけば、決勝はドライでも、ウェットでも、いいところに行けるんじゃないかと思っています。